S&P500 と オルカンを徹底比較!どちらをコアにすべきか?
1. 投資対象の範囲
- S&P500
米国の代表的な大型株 500 社(Apple, Microsoft, Google, Amazon, Meta など)
→ 実質「米国の成長力」に依存 - オルカン(全世界株式インデックス)
日本・欧州・新興国も含めた約 3,000〜7,000 銘柄
米国比率が約 60% 前後と大きいが、世界全体をカバー
→ 「世界経済全体」に分散
2. 過去のリターン(ざっくり)
- 過去20年(2003〜2023)
- S&P500:年率平均 約9〜10%
- オルカン:年率平均 約7〜8%
- 差はおよそ 1〜2%/年 → 長期では複利で大きな差になる
※理由:米国株はハイテク(FANG+を含む)など成長産業が強く、過去20年は「米国一強」だったため。
3. リスク(下落時)
- S&P500
米国依存なので「米国が弱ると一気にダメージ」
例:ITバブル崩壊、リーマンショック時は▲40〜50%下落 - オルカン
世界分散している分、米国一強が崩れても「ある程度のクッション」になる
→ ただし米国の比率が高いため、実際の動きは S&P500 とかなり似ている
4. どちらをコアにすべきか?
- S&P500をコアにする場合
→ 「これからも米国が勝ち続ける」と信じるなら合理的
→ 過去リターンは実際に高い - オルカンをコアにする場合
→ 「どの国が勝つかは分からない」と考えるなら安心
→ 将来の中国・インド・東南アジア台頭リスクもカバー
5. まとめ
- 短期・リターン重視 → S&P500
- 長期・安心分散重視 → オルカン
- 実際には
- コア:オルカン(7割〜8割)
- サテライト:S&P500 または FANG+(2割〜3割)
という組み合わせをする投資家が多いです。
👉 あなたの投資方針が「FANG+を短期サテライト、Zテック20を長期コア」であるなら、
ここに S&P500 vs オルカンの考え方をどう組み込むかが次の検討ポイントになります。
